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雷門電気提灯

雷門から浅草寺方面への眺めは、広重の構図センスの素晴らしさが表れています。雷門はどんな細部も意味を持ち、また境内にある像や灯篭にもそれぞれユニークな歴史があるため、この作品は、最新の門を表現しました 。大きな提灯の下部に刻まれた「松下電器」(現在のパナソニック)の名前が、この作品の主要な見所です。
脚注
雷門そのものは、941年に平公雅という武将によって武蔵国(東京北部にあたる地域の旧称)への寄付として、初めて建てられました。門は火事で損傷した後、何度か再建されました。現在のような構造になったのは、1960年からです。
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